3122. 自らの学習特性:「130円」の夢
昨夜改めて、自分の学習特性にどれだけ習熟しているかが大事であるということを考えていた。多くの人は学習や発達のプロセスについて知らないだけではなく、実は自分の学習特性についても知らないのではないかと思う。 ハワード・ガードナーの多重知性理論を引用するまでもなく、私たちには各人...
3119. 動き出す予感
時刻は午後三時半を迎えた。これから、教育哲学者のキャサリン・エルギン教授の書籍“True Enough (2017)”の続きを読み進めていく。今日は折り返しの第七章となる。 不思議なことに、本書を最初に開いた時は非常に難解に感じられた本書が、章を追うごとに親しみやすいものに...
3099. 時の流れ:芸術教育と霊性教育
黄金色の輝きを放つ夕日がフローニンゲンの空に静かに佇んでいる。夕日の光がとても眩しく、それを直視することはできない。 本当の光とは直視することができないものなのかもしれない、ということをこの夕日が教えてくれているかのようだ。私たちにとって本当に大切なことを見出すのは非常に難...
3053.【北欧旅行記】トゥルクに向けたバスの中から
たった今、フィンランド最古の町トゥルクに向けたバスが出発した。とりあえず無事にバスに乗ることができてよかったと思う。 ヘルシンキの中心部には大きなバスターミナルがあり、そこには20個を超える搭乗口がある。一つ一つの搭乗口にはバス会社の名前と行き先が表示されており、迷うことな...
3052.【北欧旅行記】動き出す人生
今朝は六時前に起床し、起床直後に直ぐにシャワーを浴びた。今日はトゥルクという町にあるシベリウス博物館に訪れる。 昨夜調べてみると、ヘルシンキからその町までは電車で行けるようなのだが、そのルートがGoogle Mapに表示されず、結局高速バスでその町に行くことにした。列車でも...
3047.【北欧旅行記】天命を全うすることに向けて
つい今しがた、ホテルのレストランに降りていき、フレッシュジュースと紅茶をもらってきた。実際の朝食はあと一時間半後にしようと思っていたが、飲み物だけ先ほどもらってきた。 今の時刻は六時半を迎えたばかりであり、朝食の時間が始まったばかりでもあるのだが、もうすでに何人もの旅行客が...
3041.【北欧旅行記】取りとめもない考え
天気予報の通り、午後五時頃から雨が降り始めた。午後八時を迎えた今も小雨が降り続いている。雨の降るストックホルムの町並みをホテルの自室からしばらく眺めていた。 本日ノーベル博物館を訪れた際に購入した『ノーベル賞の百年:創造性の素顔(2002)』を先ほど読了した。写真も豊富に掲...
3027. スティーブ・サイデル教授からの返信メール
普段は早朝にメールを確認することはないのだが、今日は明日から始まる北欧旅行の旅程の最終確認のためにメールを早朝に開いた。すると、一通のメールが目に止まった。 そのメールの差出人は、ちょうど私が出願を考えているハーバード大学教育大学院(HGSE)の芸術教育に関するプログラムの...
3024. ハーバード大学教育大学院の出願に向けて
列車は順調にフローニンゲンに向かっている。車窓からはのどかな風景を眺めることができ、それは私の心を落ち着かせてくれる。明後日の朝にもフローニンゲンからスキポール空港に行く際にこの景色を見ることになると思うと、少しばかり嬉しい気持ちになる。...
2950. 雨降る朝に
早朝目を覚ますと、時刻は午前四時だった。随分と目覚めが早かったので、そこからもう一時間半ほど眠ることにした。 五時半に起床した時には、雨音が聞こえてきた。今日は久しぶりに雨のようだ。 昨日は相当に気温が上がり、今日の雨はフローニンゲンの街全体を冷やすかのように降っている。気...