3309. プロジェクトゼロの興味深いプロジェクトについて
早朝から降り注いでいた雨が幸いにも止んだ。午前中、井筒俊彦先生の“Toward a Philosophy of Zen Buddhism (1977)”を読んでいると、以前ハワード・ガードナー教授がプロジェクトゼロで行なわれているプロジェクトで自分の関心に合致するものはない...
3307. 哲学的・科学的な研究の両立に向けて
時刻は午後の五時を迎えた。今日は読書がはかどり、計画していた全ての書籍の初読を終えた。 先ほど芸術教育の歴史に関する書籍を読んでいると、絵画の作品理解や曲の作品理解について実証的な研究をしたいという考えが脳裏をよぎった。科学的な研究を控えると述べていたばかりなのだが、自分の...
3279. 技術の自動化とヴィゴツキーの発想
ここ最近の朝と同様に、今朝も非常に心地の良い朝だった。午前中はまずモーツァルトに範を求めて作曲実践をした。 ちょうど先ほど成人発達理論に関する“Handbook of Adult Development and Learning...
3220.【ボストン旅行記】ボストン国際空港にて
時刻は午後四時を迎え、もう少しでボストンからニューヨークに向かうフライトに乗る。国内線のターミナルのため、今回はプライオリティーパスを利用できるラウンジがなく、今はゲートの前の椅子に腰掛けてこの日記を書いている。 もう三十分ほどでフライトの搭乗が始まる。今日は午前中にハーバ...
3215.【ボストン旅行記】スティーブ・サイデル教授との面談を終えて
先ほどハーバード大学教育大学院(HGSE)の芸術教育プログラムのディレクターを務めるスティーブ・サイデル教授と面談をした。面談後、再びHGSEの図書館に戻って今この日記を書いている。 時間にして30分弱の面談であったが、今後の自分の探究に関して、サイデル教授から様々な助言を...
3161. 精神病理と集団的狂気
先ほど昼食前に買い物に出かけた時、フローニンゲン上空の雲行きがとても怪しかった。天気予報を確認すると、今日は曇りとのことであったが、その雲は間違いなく雨雲であった。 とはいえ、自宅を出発した時には雨が降っておらず、近所のスーパーに行く程度であるから問題ないと思っていたところ...
3151.「良い教育」とは何なのだろうか?
時刻は午後の九時を迎えつつある。つい先ほど、協働プロジェクトに関する明日のミーティングに向けた準備を終えた。 今日は夕方に、ハワード・ガードナー教授の“The Unschooled Mind (1995)”の初読を終えた。ガードナー教授の書籍を読んでいていつも思うのは、ほと...
3144.「知ること・理解すること」とは?
今日の午前中に読んでいた、ネルソン・グッドマンが執筆した“The End of the Museum (1985)”という論文を読みながら考えていたことを備忘録がてら書き留めておきたいと思う。グッドマンは、ハワード・ガードナー教授やキャサリン・エルギン教授といった現在私が関...
3142. 五年振りのハーバード大学教育大学院訪問に向けて
時刻は午前七時を回り、しばらく経った。ようやく辺りが明るくなってきた。 確かに今日は暖かい日になるという予報が出ているが、早朝のこの時間帯は肌寒い。薄青い空がとても静かに見える。 今日は、今月末に訪問するハーバード大学教育大学院(HGSE)での授業に向けて、いくつかの論文を...
3127. 師からの学びと独学
今朝は六時に起床した。TOEFL試験を終え、フローニンゲンに戻ってきてからの初日が始まる。今日からまた新たな日々が始まる実感がする。 それは昨日の日記で書き留めていたように、自分の探究に関する事柄だ。もう一度学び直しをするという覚悟に基づいた激しい探究がこれから始まろうとし...