886. ピアジェの夢
起床直後から、柔らかい光を放つ朝日を拝むことができた。窓を開けると、清々しい風が部屋に入り込んできた。 季節は完全に春のようだ。今日の午前中はまず、システム科学とネットワーク科学の専門書に取り掛かった。 前者に関しては、システムの制御に関係するサイバネティクスの章を読み進め...
880. 春の花々が教える自己の永続性と不滅性:脱中心化と再中心化
今日からいよいよ、欧州はサマータイムに入った。早朝目覚めると、いつもと同じ時間に起きたという感覚がありながら、時間が一時間ずれていたのはそのためだ。 総じて先週は、気温がとても暖かかったが、今日はまだ寒さが感じられた。ちょうど昨日、行きつけのチーズ屋を訪れた帰りに、ノーダー...
798. 能力の発達とエントロピー
先週から今週にかけて、そして来週はほぼ雨模様である。ただし、土日を目前にした今日の午前中だけは、非常に良い天気に恵まれた。 フローニゲンという街は、オランダのほぼ北端に位置しており、ここはもはや北欧と位置付けても問題はないだろう。実際に、ノルウェーなどの北欧諸国は目と鼻の先...
797. 非線形的な動きに魅せられて
小鳥の小さな鳴き声が辺りに鳴り響いている。私にとって、小鳥の鳴き声にそっと耳をすませることは、早朝の一つの楽しみになっている。 不思議なもので、今聞こえてくる鳴き声は、午後になると聞こえてこない。午前中に教授とのミーティングや講義があるときに、キャンパスを訪れる際に必ず通る...
765. そこに向かうために
今日はとても暖かい一日であった。このような暖かさを感じると、春がやってくる日もあと少しだと実感させてくれる。 午前中の仕事が終わると、春を予感させる暖かさを感じながら、近くのノーダープラントソン公園へランニングに出かけた。ランニングから帰ってくると、昨日から考えていた言葉の...
668. 衝迫さを超えて
本日、「複雑性と人間発達」のクラスに参加するために、キャンパスに向かっている最中、近くの運河が凍っていることに気づいた。論文アドバイザーのクネン先生から話に聞いていたように、冬になるとフローニンゲンの運河は凍結し、そこの上をスケートできるということだった。...
661. 2017年最初のクネン先生とのミーティング
今日の午前中に行われたクネン先生とのミーティングは、新年早々のものであるにもかかわらず、とても密度が濃く、今後の研究を大きく推進させてくれるものであった。 支度に要する時間がいつもよりかかってしまい、先生の研究室に向かう最中に通るノーダープラントソン公園を少しばかり小走りし...
652. 孤独感と連帯感
昨日、フローニンゲン大学の社会科学キャンパスから自宅に帰るため、ノーダープラントソン公園の中を通った。これはいつもの通学路である。 公園の中心部にある池に差し掛かった時、大量の鳥が群遊していた。どうやら、池の近くにいる通行人が鳥たちに餌をあげているようである。...
648. 非線形ダイナミクスの興味深い研究手法
いよいよ今日から2017年の学期が始まった。今日はフローニンゲンに戻ってきて初めてのクラスがあった。具体的には、「複雑性と人間発達」というコースの第六回目のクラスである。 早いもので、全七回のクラスのうち、今日のクラスを除けば残すところあと一回のクラスとなる。自宅を出発し、...
596. 真冬の成層圏
今日は、昼食前にノーダープラントソン公園へランニングに行ってきた。先日書き留めておいた自分の日記に触発され、身体意識を整えるために、そしてそれを鍛錬するために、日頃の運動をより大切にしたいと思う。 自分の足で走ることによって、地に足をしっかりと着ける形で日々の生活を送れるよ...