1179. 課題の中から課題を通じて課題から外へ
今日は早朝の五時過ぎに起床し、毎朝の習慣である身体運動を簡単に済ませたところで、書斎の机についた。まずは昨夜の夢について簡単に振り返り、朝に思い浮かんでいる思念や感覚を言葉に書き留めておくという日課をこなした。 その後、来週の月曜日に迫っている「成人発達とキャリアディベロッ...
1156. 植物の根のように
私は自らに、後八年ほどの徹底的な修練期間を課そうと思う。その修練期間を終える頃までには、なんとか自分の仕事を世の中に形として少しずつ残せるようになりたいと願う。 その期間においては、周囲からの雑音に耳を傾けることなく、絶えず進むべき方向に向かって歩き続けなければならない。最...
1140. 知識の実装化に向けて
白と黒。生と死。死と再生。そうした対極性を想起させるような景色が書斎の窓の外に広がっている。 数日前から一日のうちのある時間帯において、少しばかり雨が降ることが続いていた。この状況は明日以降もしばらく続くようである。 今日も、午前中は晴れていたが、昼食前から小雨が降り始め、...
1117. 人間の残虐性と正義心について:埴谷雄高著『死霊』の到着
日本のアマゾンを通して注文した、埴谷雄高氏の主著『死霊』が6月2日までに届くということが注文時の情報に記載されていた。 今日、私は大学からのキャンパスの帰路、その書籍がなぜだか今日届くような気がしてならなかった。いつもの通り、ノーダープラントソン公園を通って自宅に戻ろうとし...
1055. 春のとある一日から
今日の午前中から、哲学者のイヴァン・イリッチが執筆した “Deschooling Society (1970)”を読み始めた。本書は、一昨年、東京に滞在していた時に購入したものであり、今に至るまで一読もしていなかった。 発達科学の探究に並行して、私の関心は教育思想や教育制度...
1046. 千変万化する身体状態から
人間の身体は非常に不思議である。いつも私は起床した瞬間に、その日の身体状態の初期値を意識的に把握するようなことをしている。 これは一つの習慣である。起床直後、どのような質と量の身体エネルギーが自分の内側にあるのかを確認し、朝の習慣的な実践に入るというのが一日の流れである。...
1019. ハーバード大学書店からの贈り物
午前中に二冊の書籍を読み、昼食の前後に仕事関連のメールの返信をした。その後、明日の講義の発表に備えて資料を印刷するために、フローニンゲン大学の図書館に足を運んだ。 五月最初の月曜日は、快晴に恵まれた。早朝は気温が低かったが、午後からは気温が上がり、キャンパスに向かう道中のノ...
991. 音楽言語を生み出したくて
数日前に、ベートーヴェンのピアノソナタが持つ思想的な意味を解説した専門書がないかあれこれと調べていたところ、いくつか私の関心を強く引くものがあって嬉しくなった。 嬉しさの感情を持った理由は、それらの楽曲が持つ構成的な意味に加え、思想的な意味をより探究したいという思いが日増し...
896. 自然のせせらぎに耳を傾けて
昨日、論文アドバイザーのサスキア・クネン先生とのミーティングを終えた後、近くのノーダープラントソン公園を通った。公園の中には、多くの人たちが春の太陽光を浴びながら、芝生でくつろいでいた。 その中には、半袖で芝生に寝転んでいる人もいた。それぐらい昨日の天気は良かった。今日も昨...
892. オーストリアの訪問へ向けて
今日は早朝に、一昨年から企業人の発達測定に関して協働をさせていただいている会社の方々とミーティングをさせていただいた。サービスとして広く世の中で活用してもらえるようになるためには、乗り越えなければならない点が幾つかあるのは事実だが、こちらの仕事も形となるように着実に進めてい...