527. 20年の歳月を経て:国際司法裁判所との再会
エッシャー美術館を後にした私は、最後にどうしても足を運んでおきたい場所に向かって歩き始めていた。それは、デン・ハーグに本部を置く国際司法裁判所だった。 国際司法裁判所の存在を始めて知ったのは、小学校高学年の時である。社会科の時間に、何気なく資料集のページをめくっていた時に目...
526. 視覚の魔術師マウリッツ・エッシャーとの邂逅:エッシャー美術館にて
デン・ハーグを訪れる計画を立ていた時に、その街にあるエッシャー美術館には必ず足を運ぼうと思っていた。私が現在住んでいるフローニンゲンからわずか数十キロ西にある街、レーワールデンで生まれたエッシャーとの最初の出会いがいつであり、どこだったのかは定かではない。...
525. デン・ハーグ訪問記:「マウリッツハイス美術館」より
デン・ハーグ中央駅から、まずはデン・ハーグにある最も有名な美術館と呼んでも過言ではないであろう「マウリッツハイス美術館」に向かって歩き出した。デン・ハーグの街を歩いてみてすぐに気づいたのは、フローニンゲンの街とはこれまた一風変わったものが息吹いている、ということであった。...
524. デン・ハーグへ向かう列車より
フローニンゲンからデン・ハーグ行きの列車に乗り、しばらくの時間が経過した。オランダの国内地図をまだ正確に把握していないため、主要都市の地理的関係が少し曖昧である。 そのため、デン・ハーグ行く最中に、かなり多くの地名を頭に入れることができ、それらの位置関係を掴むことができるよ...
523. 想いの地、デン・ハーグヘ
今からおよそ三ヶ月前の欧州小旅行と似たような気持ちが湧き上がる朝であった。今日は、早朝の六時過ぎに自宅を出発し、デン・ハーグヘ観光に出かけた。自宅のドアを開けると、そこは完全に冬の朝であった。 身体の芯に届くかのような寒さがそこに広がっており、糸を張りつめたような静けが辺り...
520. 誤解多きシステム思考について
今日もとても寒い一日であった。先日、洗面台の鏡を通して自分の姿を見ると、オランダに来てから自分の髪の毛が伸びる速度が速くなったように思った。そのため、今日はフローニンゲンの街の中心部に髪を切りに行った。 フローニンゲンの街の中で、日本人の髪を上手く切れる美容師がいて本当に助...
506. デン・ハーグ訪問計画
昨日は散発的な雨に見舞われる一日であった。昨日、近所の家電量販店でインターネットの回線速度を向上させる機器を購入したおかげが、再びストレスなくインターネットを活用できるようになった。インターネットが自分の仕事や日々の生活に果たす貢献度合いと、それに依存する度合いの双方が高い...
504. 自己と道
「タレントディベロップメントと創造性の発達」というコースの最終試験が無事に終わり、一息つこうと思ったが、そうもいかなかった。実際には、一息つきたいと思うような気持ちよりも、とにかく自分の仕事と向き合いたい、という気持ちが勝っていたのだ。...
502. オランダの大学院の試験
さて、今日は午後から、「タレントディベロップメントと創造性の発達」というコースの最終試験を受けに行ってきた。試験は、以前紹介したように、フローニンゲン大学が擁するザーニクキャンパスという広大な敷地内にある建物で行われた。...