3281. デカルトとスピノザが行うチェス
今日も十分な睡眠を取り、目覚めの瞬間に今日の一日の活動が充実したものになるという予感があった。時刻は午前八時を迎え、辺りはようやく明るくなった。 今日は少しばかり空に雲がある。だが幸いにも、それは雨雲ではない。 ここ最近は自宅でヨガを毎朝行い、午後も簡単に身体をほぐすような...
2623.「我思う、故に我在り」という直接体験
早朝に天気予報を確認すると、今日は突発的に午後に雨が降るようだった。しかし、今改めて天気予報を確認すると、どうやら雨は降らないようだ。 このところ天気予報がよく外れる。それだけ天気の変動性が激しいということだろうか。 今書斎の窓の外に広がるのは、遮るものが一切ない青空である...
2602. 永続的な夢の世界と隠遁生活の必要性
この時期の早朝に見える赤紫色の朝焼けは本当に美しい。今日は残念ながらそうした朝日を拝むことはできなかったが、目が覚めた時に広がる空の輝きには思わず息を飲んでしまうことがよくある。 夢から覚めたのに、また夢の世界に戻ってしまうかのような幻想的な朝の世界がこの街にはある。明日の...
1595. デカルト犬と裸足の女性
夕方からは、「実証的教育学」の最終課題を少しだけ前に進めておきたい。今日のクラスの後に担当教授に質問をし、執筆する論文の中で盛り込むべき論点を明瞭にすることができたため、そこで得られたアイデアをドラフトに反映させておきたい。...
1311. 小雨降る日曜日の午後
午前中、複雑性科学の概念を教育研究に適用した論文を四本ほど読んだ。先日にも、複雑性科学と教育に関する専門書を数冊ほどアマゾンで注文していたため、今月と来月は随分とこのテーマについて自分の理解を深めていくことになるだろう。...
1278. 「懐疑」のための方法論の形成へ向けて
早朝の雨から一転して、午後からは晴れ間が広がった。雨の影響もあってか、少々湿気が多いように感じる。 オランダでの生活を送りながら、今から400年近くも前にオランダで生活を送っていたデカルトの日々の探究姿勢に思いを馳せていた。森有正先生の書籍を午前中に読んでいると、デカルトが...
1249. この一年間の夕食とデカルトについて
初夏の太陽の愛情を注がれて育った赤々とした大きなトマト一つ、みずみずしいセロリ一本、北欧を彷彿とさせるニシンの酢漬け一匹。この一年間の私の夕食のほとんどは、その三つだけだ。 昼食時に多めのサラダを摂る時に、有機穀物で作られたパン一枚と行きつけのチーズ屋で購入したチーズを少々...
764. 日記という形式について得られたこと
今日の午前中は、発達のプロセスを研究する意味と方法に関する論文を数本ほど読みたい。 その後、現在の私の研究で活用する予定の「状態空間分析」に関する専門書 “State space grids: Depicting dynamics across...
743. あの夏、デカルト通り39番地で
私はあの時パリにいた。セーヌ川左岸に位置する5区と6区にまたがるカルチェ・ラタン界隈を私は歩いていた。それは昨年の夏の出来事である。 カルチェ・ラタンは学生街としても有名な場所であり、フランスを代表する大学がこの地区に幾つも点在している。あの夏私がパリを訪れたのは、世界を代...
350. 母国を離れた理由の断片
何気なく先月末に終焉したリオ五輪の結果を眺めていた。眺めていたのはメダル獲得に関するランキングデータである。その結果を眺めていると、今回のオリンピックにおける日本の健闘は素晴らしかったのではないだろうか、と思う。五輪中に日本でどのような反響が起こっていたのか不明であるし、最...