1256. 冷夏に思う冬と環境による発達
少しばかり寒さを感じさせる七月の朝。今日は早朝に、デイヴィッド・ウィザリントンの論文を三本ほど読むことから仕事を開始した。 これらの論文はどれも、発達科学を取り巻く思想的立場の分類と整理を第一目的とし、そこからどのような思想的枠組みを持って発達科学の研究に従事するべきなのか...
1248. オンラインゼミナールの課題を作りながら
早朝は小雨が降る時間帯もあったが、午後以降、天気は回復し、夕方の今は晴れ間が広がっている。今日は午前中に、Skypeを通じて、これまで共に日本企業の組織開発に携わってきた方と一時間ばかり話をした。 一時間という短い時間でありながらも、お互いの近況を伝え合うことができて、私に...
1245. 部分と全体の入れ子構造としての「レベル」
早朝の天気とは打って変わり、午後から快晴が広がり始めた。昼食を摂り終えた私は、論文を一本読み、いつもと同じように20分の仮眠を取った。 昨日と同様に、それは深い休息をもたらすような仮眠であった。そのわずかな時間において、私は夢を見ない深い眠りの世界に沈んでいき、そこで限りな...
1114. 発達段階の存在に関する議論
午前中に読んでいた、デイヴィッド・ウィザリントンの論文の内容を忘れないうちに書き留めておきたい。ダイナミックシステム理論を発達研究に適用しようとする研究者であれば誰でも知っているのが、エスター・セレン、マーク・レヴィス、アラン・フォーゲル、ポール・ヴァン・ギアートの四名だろ...
1113. 冷蔵庫とデイヴィッド・ウィザリントンの論文より
ここ数日の夏のような気温の高まりのせいだろうか、今日冷蔵庫を開けたら、冷凍庫の氷が溶けて水滴を垂らしていた。 ここでふと、そもそも冷蔵庫は完全な閉鎖系システムであり、冷蔵庫の温度調節機能によって、中の温度が常に一定に保たれていると思っていた自分に気づいた。そこからさらに、冷...
345. ダイナミックシステム理論に関わる二つの派閥
今日は、デイヴィド・ウィザリントンの “The dynamic systems approach as metatheory for developmental psychology”という論文を読んでいた。これは実に秀逸な論文であり、ダイナミックシステム理論を発達研究にメ...