3483. 作曲ノートを読み返す習慣
時刻は午前九時半を迎え、今は辺りがすっかり明るくなっている。赤レンガの家の屋根に、霜が降りているのが見える。 また、道端にも霜が降りている様子を見ることができる。どうやら昨夜未明に霜が降りたのだろう。 辺りがまだ闇に包まれている頃に、小鳥の鳴き声が少々聞こえていたが、今はも...
3417. 今日の読書と作曲実践
時刻は午後五時半を迎えようとしている。太陽がほぼ完全に沈み、遠くの空にかすかに薄オレンジ色の輝きが見える。 今日一日を振り返ってみると、また一歩自分のライフワークを深めていったという感覚がある。起床直後に、とある会社について色々と調べることから一日が始まり、そこから作曲実践...
3157. 実践的な哲学
再び小雨がパラパラと降り始めた。黒い雨雲が、闇夜の到来に合わせてさらに黒さを増している。 ここ最近は、自己がはち切れんばかりに哲学書を読みたいという思いに包まれている。絶望的なまでに哲学書を読みたいというのは、希望に向かう道を歩いているということだろうか。...
1871. 一年の重み
今日は午前中から昼食後にかけて、ジョン・デューイの全集を読み進めていた。気づけばいつの間にやら第一巻をすべて読み終えることができた。 少なくとも四日はかかると思っていたのだが、結局二日で一読目を読み終えた。デューイは教育のみならず、他の分野においても哲学思想を打ち立てている...
1020. 発達理論と音楽で繋がる縁
私は頻繁に、何か意味があるに違いないというような偶然性と必然性を多分に含んだ出来事に遭遇する。今日もそうだった。 一つには、午後に書き留めていた日記の中にあるように、一冊の書籍と出会ったことである。60年前に出版された書籍が自分の目の前に大切なものとして現れた偶然性。名前の...
992. 認知音楽学を開拓したオットー・ラスキー博士への回帰
先ほど執筆していた日記を書き終えたら、仕事に戻ろうと思っていた。しかし、日記を書き終えた直後に、そうはさせてくれない何かがあった。 これはいつも私に文章を書かせる原動力となっていることは間違いないが、この力はとても強く、他の作業に自分を向かわせることを決して許してはくれない...
418. 変化の裸体
自分の存在がこのリアリティに充満している目には見えない非存在のものにぶつかり、衝撃のあまりにしばらく立ちすくむという体験の意味が少しずつ分かり始めてきた。この体験を一言で述べると、それは未来に生じる自分の変化をその場で先取りして経験することに他ならなかったのだ。...
175.ハーバード学派とフランクフルト学派の発達思想:甘い香りと苦い味
拙書 『なぜ部下とうまくいかないのか:「自他変革」の発達心理学』の帯文の中で、私の師匠の一人であるオットー・ラスキーが言及しているように、私はハーバード学派とフランクフルト学派の発達思想に強く影響を受けている。私の発達思想は、両者の学派によって育まれたものであると言っても過...
140. 「弁証法思考」に対する誤解:オットー・ラスキーが提唱する高度な思考形態
現在でも何かあるたびにやり取りをしているのですが、JFK大学院時代にお世話になっていたオットー・ラスキー先生が執筆した論文や書籍を少しずつ読み直しています。私はラスキーの測定手法から距離を置いているというのが現状ですが、人間の意識に関する彼の理論モデルから今でも多くのことを...