3409. 穏やかな土曜日の午前中
とても平穏な雰囲気を醸し出しているフローニンゲンの土曜日の朝がゆっくりと昼に向かってる。今朝はいつもの通り、バッハの四声のコラールに範を求めて作曲をした。 今日参考にした曲は、いつもより長めのコラールであり、一曲を完成させるまでに普段よりも時間がかかった。転調の技術を活用し...
1350. 発達科学者かつ複雑性科学者としてのパスカル
今日は数本の論文を読み、午後からはサイバネティクスの創始者であるノーバート・ウィーナーの“The Human Use of Human Beings (1950)”を読んでいた。この書籍を読んでいると、現代社会で注目を集めている人工知能に関する議論を進める上での非常に重要な...
1241. ダーウィンとマルクスからの励ましと明日への更新
夜の九時に近づき、そろそろ今日一日の仕事を終えようと思う。その前に、最後に文章を一つ書き留めておきたい。 雨がしとしとと降りしきる中、書斎の中を静かに流れるバッハの曲に伴奏するように、雨滴が書斎の窓ガラスに時折ぶつかる。今日一日を振り返ってみたときに、自らの探究に関して、あ...
779. 孔子とダーウィン
昨日、中国人の友人であるシェンの自宅で夕食を共にした。その時に、中国の思想家の一連の作品に関する話題となった。最初の話題に取り上げたのは、孔子の作品についてであった。 過去の義務教育課程やその後の人生の中で、孔子が残した作品については名前だけ知っているものがいくつかある。だ...
275. 「リフォーム完了」と「環境適応」
(写真:リフォーム前の書斎。ほとんどの方はリフォーム前の方が小綺麗だと思われるであろうから、リフォーム後の写真は割愛) フローニンゲンでの生活の三日目が始まった。嵐のような二日間が過ぎ、ようやく平凡な日常に戻る。これが台風の目でないことを祈るばかりだ。...