1180. 知識と経験を適用する「能力」
第二弾の書籍『成人発達理論による能力の成長』の中で取り上げている、「能力」というものがそもそも一体何を指すのかについて、改めて先ほど考えていた。 私は書籍の中で、「能力」というものを、「これまでに培った知識と経験を具体的な状況の中の具体的な課題に対して適用していく力」と定義...
1151. 発達測定に関するメモ
今日は早朝から午後にかけて雨が降り続いていた。時折激しい雨が降り、時に小雨が降るというような天気であった。 夕方からはすっかり晴れ間が広がり、雨と晴れの落差の激しい一日だった。そうした天候の落差の最中、私は一日中ずっと論文を読み続けていた。「タレントアセスメント」の最終試験...
1128.『成人発達理論による能力の成長』の一章における主題:「能力開発物語からの脱却」
穏やかな風と優しい太陽光が降り注ぐ金曜日。今朝は最初に、複雑性科学と教育哲学との架橋を試みた“Complexity Theory and The Philosophy of Education (2008)”を二章ほど読み進めた。 中でも、13章の “Complexity...
1031. 第二弾の書籍の副題について:「実践的」という実践的でないものに関して
夕方から第二弾の書籍の再校に修正を施す作業に取り掛かった。現在は第一章に対して修正を加え、二章から五章にかけては編集者の方から再校を送っていただくのを待っている。 とりあえず今の自分にできる作業を進めていった。初校になる前の原稿と比較してみると、再校は随分と余分な肉が削ぎ落...
1013. 階層的かつネットワーク的な生命としての知識体系
いつも何かのきっかけで突如として新たな考えを思いつくことがある。先ほども早朝の仕事を済ませ、ソファに腰掛けながら朝食のリンゴをかじった瞬間に、知識体系について新たな発想が生まれた。 これまでは、知識の体系は土台から頂点に向かってピラミッド状に構築されていくというイメージを持...
1004.「金槌」と「釘」の関係を彷彿させる日本を取り巻く発達理論の現状
今日は、昼食後の仮眠を終えてから、修士論文の修正に取り掛かった。昨日の続きから作業を始め、計画通りの修正を施すことができた。 “Discussion”のセクションに関して、昨日は少し観点の抽出と論理の運び方に苦労していたが、今日はそれらの点が支障となることはなかった。時間に...
960. 学び続けること・研究し続けることの幸せ
ついに修士論文がほぼ完成した。提出期限まで残り二ヶ月ほどあり、この段階でほぼ全ての項目を完成させることができて嬉しく思う。 思えば、ここまで辿り着くのに非常に多くの紆余曲折があった。それは第二弾の書籍の執筆以上であったと言ってもいいかもしれない。...
900. 日記から得られた閃きによる論文の方向転換
今朝方に二週間ほど前の日記を読み返していた。すると、その中で研究論文に関する今後の方針について言及があった。 それを読み返していると、少しばかり自分の考えをさらに先へ進めることができたような感覚があった。端的に述べると、それは研究の方向性を若干修正するようなものである。...
876. 茶番な師弟関係
先日、自分の研究データを眺めていた際に、面白いことに気づいた。それは、今回の研究のデータの中で、クラスの回を追うごとに、学習者は学習項目に関する理解度を向上させ、その一方で、教師側の関与の度合いが減少していたのだ。 より厳密には、今回の研究で活用した、カート・フィッシャーの...
857. トランジションの時期
ここ毎日のように、今日も大量に文章を執筆する日となった。だが、幸いにして今日は、食べ物の消化が悪くなることはなかった。 それにしても、昨日は何やら、自分の熱気に圧倒され、本当に熱があるような身体症状の中で床についた。今日はそのような状態ではないのだが、少しばかり肩に張りがあ...