2703. 目醒めの先に待つ荒野
時刻は夕方の七時半を迎えた。今日は天気予報の通り、午後から雨が降ってきた。 ある地蔵がこの現代社会の何かに対して嘆き悲しんでいるかのような雨だった。今は雨が止み、曇った空が一面に広がっている。 ここ最近発達研究への不信感が募る。カート・フィッシャーのダイナミックスキル理論を...
2694. 成人発達理論を取り巻く現在の問題点
成人発達理論を取り巻く現在の問題点
2553. 緩やかな歩み
今日は早朝の五時半に起床し、六時前から一日の活動を開始させた。今日は土曜日ということもあり、辺りはとても静かだ。 書斎の窓から見える街路樹がそよ風に揺られている。その揺らぎを眺めることは心地よい。 一羽の小鳥が少し遠い場所で鳴いている声が聞こえてくる。休日初日の土曜日の始ま...
2370. 作曲技術の発達プロセスに関する研究案
今はまだ優しい太陽がフローニンゲンの街全体を包んでおり、雨が降る様子はない。午後から行われるミヒャエル・ツショル教授とのミーティングが終わり、自宅に帰るまでになんとかこの天気がもって欲しいと思う。 午前中からスヴャトスラフ・リヒテルの演奏するバッハを聴き続ける中で仕事を進め...
2013. 今年最初の研究ミーティング
今日は昼食前から雨が降り始め、今も雨が降り続けている。年末年始に日本に一時帰国した際の、快晴続きの日々が幾分か懐かしい。 しかし、今こうして降り続けている雨もそれはそれで趣きがある。雨の香りや雨の音、そして雨が生み出す雰囲気は、見方によっては大変趣き深いものとなる。...
1944. 椅子とAIアレクサ
普段バランスボールに座って仕事をしているためか、普通の椅子に長時間座ることがかなり苦痛になっている。というよりもむしろ、普通の椅子というのは元々身体に大きな負担がかかるということが改めてわかる。 よほど特注モノの椅子でない限り、長時間椅子に座って仕事をすることは身体にとって...
1599. カート・フィッシャーが提唱する「スキル」の定義
今日は昼食前にランニングに出かけたことにより、自分の内側のリズムがより均整のとれたものになったように思う。実際に、午後からの仕事はどれも円滑に進めることができた。 そういえば、これまで一度も言及したことはなかったが、私は日々こなすべきことが何なのかを忘れないために、それらを...
1570. 第48回国際ピアジェ学会での研究発表に向けて
今日も気付けばあっという間に一日が過ぎ去った。顔を上げてみると、書斎の窓の外には暗闇が広がっている。 以前は10時まで明るかったオランダの空も、今となっては8時を過ぎる頃には、空が闇に包まれるようになった。今日は一日を通して日本語で日記を書き留める時間がなかったため、一日の...
1261. 人工知能と発達測定
早朝の空を覆っていた雲が嘘のように消え去り、昼食前から晴れ間が広がり始めた。先ほどスーパーで四日分の食料を買い、これから四日間は外に出る必要はなさそうだ。 金曜日に大学のセレモニー参加する予定であったが、それへの参加の動機が極度に落ちている。そうしたこともあって、数日間の食...
1193.「測定主義」の危険性
先ほど、一年目のプログラムの最終試験を全て終えた。今日は、太陽が燦々と降り注ぐ夏日であり、試験会場に行く最中の道のりは、とても暑く感じた。 今日の試験は、「成人発達とキャリアディベロップメント」に関するものであり、一年目のプログラムを締め括る最後の試験だった。この一年間で受...