737. 能力の文脈依存性の正体:「超高速認知」の存在
今日の午前中は、「複雑性科学とタレントディベロップメント」のコースで課題となっている論文に目を通していた。偶然ながらその論文は、私がロサンゼルスで生活をしていた時に購入した “Toward a unified theory of development...
721. 今学期に向けて
昨夜就寝前に、今学期履修する「複雑性科学とタレントディベロップメント」と「創造性と組織のイノベーション」というコースの概要について確認していた。 前者のクラスを通じて、「複雑性と人間発達」に引き続き、ダイナミックシステム理論の観点から人間の発達について考察を深めるとともに、...
691. 交差再帰定量化解析と親知らずの抜歯
今日は早朝より、研究に関して昨日閃いたアイデアを早速実行に移してみた。具体的には、オンライン教室空間における教師と学習者の行動をカテゴリー分類し、定量化したものに対して、交差再帰定量化解析(cross recurrence quantification...
684. 個性のある知識体系
今朝は親知らずを抜くことに関する夢によって起こされたため、あまり目覚めが良いものだとは言えなかった。気分を変える意味も兼ねて、今日は午前中から午後にかけて、フローニンゲン大学が主宰する教育に関する研究と実践をテーマにしたプレゼンテーションとワークショップに参加した。...
682. 組織のリーダー
そういえば数日前に、リーダーの存在について考えさせられるような出来事があった。記憶が残っているうちに、その話題について雑感を書き留めておきたい。 その日は、午後の仕事にある程度取り組んだ後、書斎の窓から景色を眺めた時、窓ガラスにぶつかりそうなほど近くに飛ぶ鳥たちの姿を確認し...
655. 秋からの進路について
今日は午前中の仕事を済ませ、昼食後に買い物を兼ねて近所を散歩しに出かけた。午前中はあいにくの雪模様であり、午後からの晴れ間を見計らって外出をした。 正味10分ほど晴れ間に恵まれたが、途中から粉雪が舞い始めた。折り畳み傘を広げると、粉雪が傘と触れ合う音が静かに聞こえ始めた。...
641. シンクロナイゼーションの起こる時空間を生きて
単刀直入に述べると、シンクロナイゼーションが絶えず生じている時空間があるような気がしてならない。そして、そうした時空間の中を今の私は生きているのだ、という実感が強くある。 こうした実感をもたらしてくれたのは、一昨年と昨年の間、日本に滞在している期間に定期的に受けていたエネル...
629. 変わらぬ新年
新年を迎えて一夜が明けた。一月の二日から、オランダにいた頃とほとんど変わらない生活リズムに戻った。学術論文や専門書を読んでいないと落ち着かないというわけでもなく、文章を書いていないと落ち着かないというわけでもないのだが、それらがない日常は今の私にとって考えがたいものである。...
605. 専門領域の「密教化」に抗って
今日は、絶えず霧に包まれた一日であった。確かに、雲ひとつない晴天の一日も好きなのだが、このように鬱蒼とした霧がかかっている一日も、それはそれで趣きがある。 午前中と午後に二つの論文を読み、それらがとても洞察に溢れる内容だったので、打たれる感情を噛みしめるのに少し時間がかかっ...
601. 再帰定量化解析と言葉の開花
今朝も朝一番の日課であるオランダ語の学習に取り組んでいた。オランダ語に費やす学習時間は、ほんの数十分に過ぎないのだが、これを毎日継続していると、気づいたときには、自分の学習の蓄積を感じられることがある。 今学期は日程的にオランダ語のクラスを受講することができなかったため、毎...