1643. 発達科学・教育科学・システム科学・ネットワーク科学
数日前に、大学キャンパスで偶然にも、博士課程に所属している仲の良いドイツ人のヤニックと出会った。何やら、どこかの学会で行ったポスター発表のポスターを、自分の研究室の前に張りに行こうとしている最中とのことだった。 そこで少しばかりヤニックと立ち話をしていた。彼は発達心理学科に...
1570. 第48回国際ピアジェ学会での研究発表に向けて
今日も気付けばあっという間に一日が過ぎ去った。顔を上げてみると、書斎の窓の外には暗闇が広がっている。 以前は10時まで明るかったオランダの空も、今となっては8時を過ぎる頃には、空が闇に包まれるようになった。今日は一日を通して日本語で日記を書き留める時間がなかったため、一日の...
1467.「ポイエティック・ロジック」と「内省的反復」
ほっと一息つくような黄昏時である。今日は本当に、企業人として働いていた時と同じぐらいに様々な関係者にメールをし、返信をもとにまたいろんな人にメールをするような慌ただしい一日だった。 今日は大学の関係者にあれこれメールをし、一年目のプログラムの終了手続きに関する問題を解決させ...
1466. 二年目のプログラムの開始に向けて解決すべき問題
北欧旅行から帰ってきて以降、様々な雑務をこなす必要がったので、ここしばらくは専門書を読むことから離れていた。今日は午前中に、久しぶりに発達科学に関する専門書を読むことができた。 端的に述べれば、本書は複雑性科学を教育研究や教育実践に応用した論文が寄せ集められたものである。九...
1374. 睡眠と治癒
つくづく睡眠というのは重要であり、不思議な力を持っていると思った。昨夜はいつも通りの時間に就寝し、起床時間もいつもとほとんど変わらなかったのだが、少しばかり脳と心が何かで一杯になっているような感覚があった。 つまり、脳と心も活動を始めるにはふさわしくない状態であり、動きが生...
1364. 発達に必要な「良質な葛藤」と知性発達科学の先端研究
今日は午前中に出版記念ゼミナールの第二回目のクラスがあった。回線の問題以上に、Adobe ConnectとPreziの相性が悪いのか、それともAdobe Connectで画面共有をすると負荷がかかりすぎるのか、それらの問題でこちらの音声が途切れ途切れになってしまったようだ。...
1345. 小鳥のさえずりの中で
うっすらとした柔らかい雲とそこから透けて見える青空。今日は晴れのようだ。 起床直後、身体の調子が良いことに気づく。肉体的な身体の各器官の機能がしっかりしているというだけではなく、身体全体を駆け巡るエネルギーの調子がいいのだ。...
1337. メタ理論や日本的発達理論に関する雑感
午前中、発達心理学の開拓に多大な貢献を果たしたジェームズ・マーク・ボールドウィンと記号論を提唱したチャールズ・サンダース・パースの思想に関する論文を読んでいた。両者の思想から得るものはいつも多く、二人が書き残した全集は私にとって非常に貴重な文献である。...
1331. 出版記念ゼミナールの第一回のクラスより
今日は午前中に、『成人発達理論による能力の成長』の出版記念ゼミナールの第一回のクラスが行われた。久しぶりにオンラインゼミナールを開講することもあり、初回の今日は諸々のことに少々手間取ることが多かった。 今回のゼミナールからマイクロソフトのPPTではなく、Preziを活用した...
1323. 意識の向こう側と精神の火
早朝の仕事に取りかかろうとすると、けたたましい雷とともに、雨が降り始めた。辺りの鬱蒼とした薄暗さは消えていくというよりもむしろ、その存在感を強めている。 白い閃光を伴う雷が、この地上のどこかに落ちたことを知る。それはどこか、自分の頭上に落ちてきたかのような感覚を引き起こした...