839. ダイナミックシステムに関する理論モデルの構築について
夕食後、ノートを書斎の机に広げながら、“Principles of Systems Science (2015)”を読み進めていると、非常に残念なことが起こった。 昨日の「複雑性とタレントディベロップメント」のクラスで、ルート・ハータイ教授のレクチャーによって、自ずと湧いて...
837. 時の経過に応じるノードの伸縮とリンクの関係性の変化
本日の仕事を全て終え、昨日の「複雑性とタレントディベロップメント」のクラスを少しばかり振り返っていた。クラスもいよいよ佳境に差し掛かり、残すところ、後二回のクラスとなった。 昨日のクラスは、二人のゲストスピーカーが前半の講義を担当した。一人目に登壇したのは、私が所属するプロ...
813. 書くこと・考えること・学ぶこと
昨夜と同様に、今朝は午前中から、研究データに対して状態空間分析を適用していた。状態空間分析を行うためのソフトウェアは、「State Space Grids (SSG)」と呼ばれるものであり、この十年以内において、幾つかの論文がこの手法を用いて発達研究を行っている。...
810. 歩き続ける姿とその軌跡を見守って
昨日は午前中にネットワーク科学の専門書を読んでおり、この領域の概念や理論、そして研究方法が、人間の知性や能力の発達研究にどのように応用できるのかを考えていた。少しずつではあるが、応用の形に関する輪郭ができつつある。 今はまだそのような段階だ。しかし、ダイナミックシステムアプ...
806. ネットワーク科学と過去の日記から
昨夜は十分な睡眠を取ったため、今日は起床直後からとても気力が満ちている。起床直前の夢の中で、複雑性科学に関する一つの概念について新たな発見があったのだが、残念ながら、それを思い出すことができない。 いずれにせよ、昨日も複雑性科学を中心に、自分の仕事を着実に進めることができて...
803. 心理空間の差異化と時間的拡張過程
今日はいつもより早く起床したためか、午前中に随分と多くの仕事に取り掛かることができた。その中でもとりわけ力を入れて取り組んでいたのは、エスター・セレンとリンダ・スミスが執筆した “A dynamic systems approach to the development...
801. 時系列データの予測とネットワーク科学
午前と午後の仕事がひと段落ついたため、夕方からは、これまでなかなか着手できなかった探究領域を少しずつ開拓し始めることができた。一つには、現在探究しているダイナミックシステムアプローチや非線形ダイナミクスの手法とは少し異なり、純粋に時系列データから将来予測を行うための理論や方...
795. 唯一の望み
昨日は、時間を忘れてしまうほど、自分の研究に打ち込んでいた。時間が経つのがあっという間であったと思った時に初めて、時間というものが存在していたのだと知った。 非線形ダイナミクスの専門家であるラルフ・コックス教授との午前中のミーティングの後、プログラム言語のRを用いて、「交差...
786. 研究の進捗状況
今日は朝一番に、論文のアドバイザーのサスキア・クネン先生の研究室を訪ねた。クネン先生の支援のもとに研究を進めてきたおかげで、この半年間において、一度も研究が滞るようなことはなかった。 現在取り掛かっている研究もこれから大詰めの時期に入る。今日は、先週に私が送っておいた論文の...
776. フローニンゲン大学のMOOCに関する研究へ向けて
昨夜の台風のような一日が嘘のように、今日は良い天気に恵まれた。今日は午前中から、フローニンゲン大学が提供するMOOCを通じて得られたデータを見せてもらうために、自宅から徒歩で30分ほど離れたザーニクキャンパスに足を運んだ。...