1011. 小さな作品をじっくりと数多く
何事も小さなことから始め、それを継続させていくことがいかに大切かを知る。今日は昼食後から、修士論文の手直しを行った。 “Discussion”のセクションにおいて、教師と学習者の発話行動上の発見事項と発話構造上の発見事項を統合させる箇所を執筆し終えた。今日は気付かない間に、...
1010.「実践書」について
午後からの仕事に取り掛かる前に、先ほど英国のアマゾンを通じて、四冊ほど作曲に関する書籍を購入した。厳密には、音楽理論に関する書籍が一冊ほど混じっているが、すべての書籍に共通するのはそれらが実践書であるということだ。 音楽理論に関するその書籍にも、音楽理論を体感として学べるよ...
978. 楽曲に潜む反復と差異
昼食を摂っている最中、ここ最近得られる気づきや発見が、これまでのものと自発的かつ有機的につながることが極めて多いということに驚いていた。先ほどもそのような驚きの瞬間に出くわした。 今朝から再び、フランスの哲学者ジル・ドゥルーズの“Difference and...
963. ある古書店での一冊の書物との出会い
昨夜の夢が私の身体と精神を治癒したためか、今日は心身ともに非常に調子が良かった。「タレントアセスメント」のコースに参加するためにキャンパスに向かって歩いている最中、常に気分が高揚していた。 もうすぐ五月に入るのだが、マフラーを巻き、手袋をはめながらフローニンゲンの街を歩いて...
960. 学び続けること・研究し続けることの幸せ
ついに修士論文がほぼ完成した。提出期限まで残り二ヶ月ほどあり、この段階でほぼ全ての項目を完成させることができて嬉しく思う。 思えば、ここまで辿り着くのに非常に多くの紆余曲折があった。それは第二弾の書籍の執筆以上であったと言ってもいいかもしれない。...
950. ベートーヴェンのピアノソナタの発達研究に向けて
昨日は久しぶりに夜更かしをしてしまった。一年目のプログラムが終了した後に、ベートーヴェンのピアノソナタに関する構造分析を非線形ダイナミクスやダイナミックシステムアプローチの手法を用いながら行ってみたいという思いが一気に吹き上げた。...
934. 横山大観の名作『趁無窮』より
ウィーンとザルツブルグではあれほどまでに天候に恵まれ、街行く観光客の幾人かが日中に半袖で活動していたのに対し、フローニンゲンの街は未だに寒さが残っている。実際に、今日は朝から部屋の暖房を入れる必要があった。 こうした寒さのみならず、午後からは雨が降り出し、オーストリアで傘を...
903.発達の本質にある「差異」と「反復」
いよいよ明後日からは、一週間ほどのオーストリア旅行が始まる。出発前の気持ちとしては、昨年の夏の欧州小旅行と同様に、そこに何が待っているのかに対する楽しみと非常に静かな気持ちが隣り合わせになっている。 下手に達観しているわけではないが、自分が訪れたことのない土地は、常に想定の...
902.物理学ジャーナルに寄稿された論文からの大きな学び
今日の午前中に読み進めていた五つの論文のうち、三つの論文は物理学のジャーナルに寄稿されたものだった。いずれの論文にも数式が絡むのだが、それほど難解な数式ではなく、また論文のページ数も長くて七ページほどであったから、集中してそれらの論文を読み通すことができた。 とりわけ、...
900. 日記から得られた閃きによる論文の方向転換
今朝方に二週間ほど前の日記を読み返していた。すると、その中で研究論文に関する今後の方針について言及があった。 それを読み返していると、少しばかり自分の考えをさらに先へ進めることができたような感覚があった。端的に述べると、それは研究の方向性を若干修正するようなものである。...