374. 雑菌状態の中へ:「ノイズ」を学習に組み込む重要性
昨日のスーパーでの買い物は終始一貫して、見事にオランダ語のみで乗り切ることができた。毎日少しずつオランダ語を学習することによって、最初は一つの単語もわからなかった状況から、このように少しずつオランダ語の意味世界を理解できるようになっているのは実に面白い。...
372. 思想や哲学
気がつけば九月も終わろうとしている。早いもので、フローニンゲンで生活を始めてから二ヶ月が経とうとしていることにふと気づかされた。十月が近づいてくるにつれ、フローニンゲンの街も徐々に寒くなり始めている。 早朝の起床は、太陽が昇るよりも早くなってしまった。薄暗闇の中、今朝も太陽...
370. 学ぶ喜びの感覚質
一昨日は自分の中で燃え盛る情動と向き合うことが非常に難しかった。それは自分の中の全てを溶かしてしまうかのような力強さを持った情動であった。こうした情動は、自分の中の経験を発酵させることにどのような影響を及ぼすのだろうか。...
368. 個人と組織の発達に関する新たな理論モデル「ダイナミックネットワーク理論」
フローニンゲン大学でダイナミックシステム理論に関する経験豊富な研究者や実務家から直接教えを受けることに伴い、ただただ嬉しい意味での驚きに包まれている。この一年間の小さな目標は、これまで培ってきた構造的発達心理学の言語体系を一旦手放し、新たな言語体系を内側に構築していくことで...
363. カリキュラム再考
今日は、プログラム長のルートと一年間のカリキュラムの最終決定と論文アドバイザーの選定のための面談をした。論文アドバイザーに関しては、このプログラムに応募する前からサスキア・クネン教授に依頼をしており、彼女が私のアドバイザーを務めてくださることになっている。...
362. 「タレントディベロップメントと創造性発達プログラム」の同僚たちとの出会い
フローニンゲンの街はすっかりと秋らしくなり、私たちが秋という季節の中にいることを実感させてくれるあの柔らかなクリーム色の太陽光が日中の間降り注いでいる。太陽が沈むと、秋独特の静けさが世界に染み渡っていく。 今、窓の外に見えるのは、秋の夜空に浮かぶ三日月である。遥か彼方に浮か...
288. 卓越性の起源
関与と恩寵。それは世界からの多様な関与と恩寵の賜物なのだ。 今日の午前中は、ここ三日間読み続けている「タレントディベロップメントと創造性」というクラスで課題文献とされている “The complexity of greatness: Beyond talent or...