100. コーディングの4つの分析対象
今回の記事は、コーディング(発話内容分析)をする際の4つの分析対象について紹介したいと思います。 一つ目は、「発話領域」と呼ばれるものです。このカテゴリーは最も幅の広い分析対象であり、いわば知識やスキルが発揮される領域です。発話領域は、語られている内容を一般化したものであり...
99. 発話内容分析(コーディング)と発話構造分析(スコアリング)の違いについて
Lecticaでインターンをしている際に、最初に直面した課題は、概念分析と構造分析の違いを理解することでした。発達理論の領域に足を踏み入れ、インターンを始めるまでの数年間、ロバート・キーガンやオットー・ラスキーが開発した発話構造分析型の測定手法の学習を進めてきたため、インタ...
91. マイケル・コモンズの発達測定スコアリング事例:レベル7から8
ハーバード大学医学部精神科に在籍する発達心理学者のマイケル・コモンズは、認知的発達における「階層的複雑構造モデル」を提唱しました。セオ・ドーソンが開発したLASの中にも、コモンズの階層的複雑構造モデルが取り入れられており、今回の記事は、コモンズのスコアリングマニュアルを基に...
73. 人材開発・人材マネジメントにおける構造分析の必要性
これまで、オットー・ラスキーの教育機関IDMやセオ・ドーソンが設立した研究機関Lecticaにおいて、幸運にも様々な発達理論を学習する機会と発達測定をおこなう経験を積むことができました。 しかし、日本人が発達測定を受ける際に問題となるのは、測定で用いられる言語が英語だという...
62. 新たな測定手法開発の際に考慮するべき点:レクティカでのインターンを回顧して
セオ・ドーソンが設立した発達・学習測定サービス提供機関レクティカ(米国マサチューセッツ州に拠点を置く)でのインターンも無事に終了し、そこで得た学びをこれまでほとんど共有していなかったため、これから少しずつ話せる範囲でシェアをしていきたいと思います。...
18. ダイナミックスキル理論における4つの階層構造と13個の段階とは?
(The figure from Murphy, 2009) カート・フィッシャーは、1980年に現在のダイナミックスキル理論の原型である「スキル理論」を提唱しました。当時より、人間のスキルは、4つの階層構造と13個の段階を経て発達するとされています(時折、幼児期に見られる...
17. 発達測定の共通の物差し:領域特定的な測定手法と領域一般的な測定手法の違いとは?
カート・フィッシャーのダイナミックスキル理論で用いられる発達測定手法は、ローレンス・コールバーグ、スザンヌ・クック=グロイター、ロバート・キーガン、オットー・ラスキーらが提唱している領域特定的な発達測定手法と特徴が異なります。...