3293.「内省的抽象化」「階層的統合化」「階層的複雑性」について
午前十時を迎えると、早朝に空を覆っていた薄黒い雲がどこかに消え去っていることに気づいた。今は薄い青空が広がっていて、穏やかな朝日がフローニンゲンの街を包んでいる。 今日は休日ということもあってか、辺りはとても静かだ。フローニンゲンの休日を象徴するような雰囲気が滲み出ているこ...
3292. レクティカの発達測定のユニークさ
時刻は午前八時半を迎えた。今日は五時過ぎに起床したおかげもあり、早朝の作曲実践から始まり、すでに読書も順調に進んでいる。つい三十分ほど前に、とても幻想的な夜明けを見た。 今日は薄暗い雲が空の所々にあるためか、普段見ている朝焼けとは異なる光景を見ることができた。どこか深い森に...
2553. 緩やかな歩み
今日は早朝の五時半に起床し、六時前から一日の活動を開始させた。今日は土曜日ということもあり、辺りはとても静かだ。 書斎の窓から見える街路樹がそよ風に揺られている。その揺らぎを眺めることは心地よい。 一羽の小鳥が少し遠い場所で鳴いている声が聞こえてくる。休日初日の土曜日の始ま...
2487. 学会とギフトショップに行く夢
霧のような雲が空を覆い、小鳥の声だけがどこからともなく聞こえてくる早朝。今朝は六時前に起床し、六時を少し過ぎた時間から一日の活動を開始した。 今朝は薄い雲が空を覆っているためか、今日のこの時間帯はまだ薄暗い。また今日は日曜日であるためか、いつもより辺りが静まり返っているよう...
2358. レクティカのアセスメントのその先
今日は早朝から随分と文献を読み進めた。とりわけ、私が三年前に離れたマサチューセッツ州のレクティカという組織がこれまで行ってきた一連の研究をもう一度辿っていた。 私が当該組織を離れて以降も、着実に人間発達のアセスメント開発がレクティカでは進んでいるようであり、最近ではついに、...
2229. 論文の読み方についての再考
論文を読み進めることに関して、先ほど日記を書き留めていた。やはりすでにわかっているようなことでもあえて自分の言葉にしてみることによって、いろいろと新たな発見があるものである。 また、書くという行為自身とその表現物が刺激となり、さらに新たな考えが生み出されていく。自らのライフ...
1395. フォボスとタナトス、言葉と発達
八月に入ったが、相変わらず涼しい日々が続く。書斎の窓を開けていると寒いぐらいなので、換気のために窓を開けることはあっても、基本的には窓を閉めたまま部屋の中で過ごすことが多い。 実際に今は窓を閉めており、部屋の中では薄手の上着を羽織っている。昨年の今頃はフローニンゲンでの生活...
1222. インテグラル・ジャパン代表鈴木規夫さんとの『成人発達理論による能力の成長』の出版記念対談より
先日、インテグラル・ジャパン代表の鈴木規夫さんと『成人発達理論による能力の成長』の出版記念対談をさせていただいた。 対談の冒頭で、カート・フィッシャーの理論とロバート・キーガンの理論の関係について質問を受け、その点についてもう少し補足が必要だと思った。書籍の中では、前者の理...
782. 普遍なものと不変なもの
明日から始まる新たな週は、大学全体が追試週間と位置付けているものである。この週には、通常の講義が行われることはない。 そのおかげで、月曜日に行われるサスキア・クネン教授とのミーティングや水曜日に行われるラルフ・コックス教授とのミーティングに向けて十分な準備をすることができる...
384. 専門家の能力と使い方について
昨日読んだ論文の中で印象に残っているのは、 "Wither cognitive talent? Understanding high ability and its development, relevance, and furtherance(2013)”...