1132. 科学的探究と哲学的探究
ここ数日前から突如として、朝の習慣的な実践として行っていた文章の筆写が音読に変わり始めた。カントの“Critique of Pure Reason (1781)”を無心で筆写している時に、その古風な英語を手書きで写すよりも、そこで展開される言葉を自分の口から外に出してみたい...
1049. 言語の彫琢と精神の陶冶へ向けて
今日は早朝から、様々な哲学書を横断的に読み進めていた。一冊の書籍を隅から隅まで読み進めるというよりも、その瞬間に立ち止まらざるをえない箇所を精読するというような態度でそれらの書籍と向き合っていた。 カント、フィヒテ、シェリングの順番に彼らの代表的な書籍を歩いて行った。特に、...
508. トマトとチーズと複雑性システム
今日は夕食中、唸ってしまうことがあり、思わず食卓を小刻みに叩いていた。近所のスーパーで購入したオーガニックの大きめのトマトと、チーズ専門店で購入したチーズを一緒に口に運んだら、その組み合わせが途轍もない美味を生み出していたのだ。...
316. 欧州小旅行記:シュツットガルトにあるヘーゲル博物館を訪れて
列車が最終停車駅のシュツットガルトへ近くづくにつれ、ライプチヒと比べて気温が高くなってきていることに気づいた。その変化に気づいたとき、自分が欧州をだいぶ南に下ってきたことを知った。 地図を確認すると、現在地はパリと同じぐらいの緯度にあり、数日後に訪れるパリもこのぐらいの気候...