1088. ダイナミックシステムアプローチの真髄の会得へ向けて
今日は午前中に、「成人発達とキャリアディベロップメント」のクラスに参加した。今日のクラスで取り上げる論文の発表を私が担当するという連絡を、担当教授から事前に受けていたため、自宅を出発する前に少しばかり自分のレジュメを読み返していた。...
1070. 春らしい一日の中の不必要な焦り
今日は少しばかり、目には見えないような精神的焦りを抱えているようだった。先日のサスキア・クネン先生とのミーティングで得られたフィードバックを元に、午前中に修士論文の手直しを行った。 その作業は非常に順調に進み、あとはいよいよ論文全体の細かな体裁を整える段階に入った。今週の水...
1056.楽譜の到着と今後の研究へ向けて
昼食前にランニングを済ませ、自宅の前に戻ってきた時、隣の棟に住む老父婦が私に声をかけてきた。なにやら、私宛に郵便物が届いているとのことであった。 オランダでは、郵便物の受け取り主が不在の場合、近所の人がそれを受け取ることになっている。奥さんから郵便物を受け取った時、見た目の...
1054. 学会と権威との向き合い方
先日、論文アドバイザーのサスキア・クネン先生の研究室でミーティングをしている最中、何かのきっかけで、来年の五月末にアムステルダムで開催される「ジャン・ピアジェ学会」の話になった。 私はこの学会の存在を知らなかったため、とても強い関心を持って先生の話に耳を傾けていた。なにやら...
1053. 明瞭な意味と意義に向けて
雲ひとつない晴天の朝。春の穏やかな朝日が、新緑の木々に降り注いでいる。 フローニンゲンもようやく暖かくなり始めた。今朝は起床直後から、身体が非常に軽く、質の高い睡眠が取れたことを知る。 今日から再び新しい一日を始めるにあたって、内面上の様々な課題を乗り越えていく必要があるこ...
1047. 有限なものの価値と真の無限性に向かって
私:「先生、おはようございます。」 クネン先生:「おはよう。どうぞ、中に入って。」 これは、論文アドバイザーのサスキア・クネン先生とミーティングがある時にいつも最初に交わされる言葉のやり取りだ。このやり取りは、とてもありふれたものなのだが、この言葉の交換を先生とするの...
1046. 千変万化する身体状態から
人間の身体は非常に不思議である。いつも私は起床した瞬間に、その日の身体状態の初期値を意識的に把握するようなことをしている。 これは一つの習慣である。起床直後、どのような質と量の身体エネルギーが自分の内側にあるのかを確認し、朝の習慣的な実践に入るというのが一日の流れである。...
1045. 春の到来がもたらす無意識の状態
昨夜は、いつもより少し早く就寝しようと思った。就寝前に「成人発達とキャリアディベロップメント」のコースで取り上げられている論文を読んでいたのだが、その内容がほとんど頭に入ってこないほど、自分の内側が飽和状態にあった。 内側で何かが膨れ上がっている時は、無理をしてはならない。...
1042. 母国と自己の変化
引き伸ばしていた修士論文の修正も、いざ取り掛かってみると、思いの他に納得のいく形で修正を終えることができた。文章というのは寝かせれば寝かせるほど、新しい気づきが得られるものである。 また、新しい気づきを得れば得るほど、文章全体がさらに成熟の方向へ向かっていくから不思議である...
1030. 論文創出に関する思想体系と方法体系の構築へ向けて
今日は午後より、修士論文の手直しを行っていた。先日執筆した文章を再び読み返すと、執筆した本人ですら即座に意味を理解できない箇所があったり、パラグラフ全体の堅牢性が脆弱であったりする箇所が目立った。 特に、 “Discussion”セクションでは、私自身の考えを分析結果をもと...