305. 自己超出・自己超越
この10年間ほど、毎日昼寝を欠かしたことはないように思う。どうも昼食を食べ後の午後2時過ぎあたりに、眠気と共に集中力が減退する瞬間が訪れることに気づき、15分から20分ほどの仮眠を必ず取るようにしている。 いつもと同じようにヨガのシャバーサナの姿勢で仮眠を取っていると、ある...
293. 共存在空間
九月からのプログラムが本格的に開始されるまで、あと三週間ぐらいの時間がある。今、幅広く自分の関心に合わせて様々な専門書を読んでいるが、今日は論文のアドバイザーを務めてくださるサスキア・クネン先生の論文に目を通しておこうと思った。...
278. 一年目の修士論文概略
研究者としての留学が本格的に始動するまで、後3週間ほどある。現地入りを早くした理由は、プログラムが開始すると同時に、自分のリズムで研究活動を行うための身体的・精神的な準備期間が必要だと思ったからだ。 フローニンゲン大学での一年目の修士課程では、ダイナミックシステム理論を活用...
206. 発達科学と複雑性科学を架橋した功績者ポール・ヴァン・ギアートについて
私がフローニンゲン大学に留学することを決定付けた人物、それがポール・ヴァン・ギアートである。ヴァン・ギアートがいなければ、発達科学と複雑性科学の接点に出会うこともなかっただろうし、自分の研究や実践に複雑性科学のアプローチを採用しようと思わなかっただろう。...
192. フローニンゲン大学での修錬:一年目のプログラム内容(その1)
前回、一年目のプログラムの概略について紹介したので、今回は前回積み残しになっていた6つの履修科目のうち2つを取り上げて、その内容について簡単に紹介したい。 1. タレントディベロップメントと創造性 この授業を受け持つのは、プログラム責任者であるルート・ハータイである。ハータ...
190. フローニンゲン大学での修錬:一年目のプログラムに関する概略
オランダのフローニンゲン大学で8月から何を学ぶのかについて、これまでほとんど何も言及してこなかったように思う。自分自身の思考を整理する意味でも、フローニンゲン大学で学ぶ内容について紹介したい。 欧州の大学院における修士プログラムは、一年で完結するものが多く、私はオランダにま...