402. 純有機的な時の流れの中で
秋の深まるノーダープラントソン公園 クネン先生とのミーティングの後、自宅に戻って昼食をとり、いつものように20分ほど仮眠をとった。その日の自分の状態によって、仮眠中に起こる現象も様々であるから観察対象としては事欠かない。自分の身体エネルギーが白色かかった黄色い電流と共に一挙...
401.「道」:サスキア・クネン先生との出会いと再会
峠は決定をしうるところだ。峠には決別のためのあかるい憂愁が流れている。峠路(とうげみち)をのぼりつめた者は、のしかかってくる天碧(てんぺき)に身をさらし、やがてそれを背にする。 風景はそこで綴じあっているが、ひとつを失うことなしに、別個の風景に入ってゆけない。大きな喪失に耐...
399. 微風と仕事
昨日と打って変わり、今日は朝からとても調子がいい。起床した瞬間に、今日は活動的な充実した一日になることが容易に予想された。このような気持ちで窓越しから景色を眺めてみると、木々を揺らす静かな風でさえ活動的なエネルギーを内に秘めていることがたやすく想像されるから不思議である。...
363. カリキュラム再考
今日は、プログラム長のルートと一年間のカリキュラムの最終決定と論文アドバイザーの選定のための面談をした。論文アドバイザーに関しては、このプログラムに応募する前からサスキア・クネン教授に依頼をしており、彼女が私のアドバイザーを務めてくださることになっている。...
353. 研究内容をまとめながら
昨日は、9/7に控えているプログラム長のルートとの面談に備え、研究内容に関するPPT資料を作成していた。研究テーマやその内容をワードやパワーポイントにまとめることを特に要求されたわけではないのだが、PPT資料を見ながら説明した方が分かりやすいだろうと思い、昨日中に説明資料を...
341. 連続的かつ非連続的な問いと答えの変容プロセス
フローニンゲン大学でのプログラムが開始する日が近づいてきた。この街でもう一ヶ月も過ごしていたのかという驚きと共に、まだ一ヶ月しか経っていないのだ、という気持ちが生じている。最も正確なのは、時間の上ではわずか一ヶ月ばかりしか経過していないが、自分の内面で経験されたことの密度は...
328. 継続
昨夜はいつも通り十時前に就寝したが、いつもより睡眠時間が長く、七時に起床した。旅で得られたものを自分の内側で咀嚼するためには時間がかかると思っていた通り、その作業は睡眠中においても徐々に進行していることを感じる。 今朝のフローニンゲンの天候は、こちらに来てから一番の快晴であ...
327. ダイナミックシステム理論による数式モデルの構築について
今日の午前中は、論文アドバイザーを務めてくださるサスキア・クネン先生の “A self-organizational approach to identity and emotions: An overview and implications”という論文と、ダイナミックシ...
307. 言語能力を変容させる論文執筆
研究者としての留学が本格的に始まるまで、いよいよ二週間を切った。時間的に余裕があるため、学位取得論文に関して今のうちから準備を進めていきたいと思う。修士論文を執筆するのは、米国ジョン・エフ・ケネディ大学時代を含めて二回目となるが、今回の修士論文は研究者としての今後の自分を左...
306. 対人支援産業について思うこと
「洋平、それは自分よりもサスキアの方が詳しいから彼女に質問してみることをお勧めするよ」ということを、私がフローニンゲン大学で在籍するプログラムの責任者であるルート・ハータイに言われたことがある。 ルートの対応はいつも実に誠実かつ紳士的であり、彼は私のメンターでありながらも、...