668. 衝迫さを超えて
本日、「複雑性と人間発達」のクラスに参加するために、キャンパスに向かっている最中、近くの運河が凍っていることに気づいた。論文アドバイザーのクネン先生から話に聞いていたように、冬になるとフローニンゲンの運河は凍結し、そこの上をスケートできるということだった。...
662. 夢見と覚醒の狭間
今朝は起床直後、夢の中の意識と覚醒後の意識の狭間に少々漂っていたように思う。この意識状態は大変不思議なものであり、思いがけないアイデアが湧き上がってきたり、覚醒中の意識では見ることのできないビジョンが脳内で知覚されることがよくある。...
661. 2017年最初のクネン先生とのミーティング
今日の午前中に行われたクネン先生とのミーティングは、新年早々のものであるにもかかわらず、とても密度が濃く、今後の研究を大きく推進させてくれるものであった。 支度に要する時間がいつもよりかかってしまい、先生の研究室に向かう最中に通るノーダープラントソン公園を少しばかり小走りし...
660. 自然からの恩恵と精神の鍛錬
辺りが一面雪景色に変化を遂げたが、変わらずに毎日を過ごしている。今日は、新年最初のクネン先生とのミーティングがあった。 先生とのミーティングは、月曜日の昼食前の11時から行われることが定番となっている。10時過ぎまで自分の仕事を進め、そこから支度をして自宅を出発した。...
659. 睡眠の質とこれから
フローニンゲンに戻ってきてから、就寝に向かう準備を始める時間を30分ほど早くすることにした。実際に、夜の九時半あたりから就寝に向かう準備をし始め、10時を迎える頃には完全に就寝した状態にしておくと、朝の目覚めが非常に良いことに気づく。...
654. 研究の新たな方向性とやるべきこと
昨日は、午前中と夕方が同質の闇と静けさを持っていた。二つの鬱蒼とした雰囲気に挟まれていたのが、昨日のフローニンゲンの街であったと言っていいだろう。 ただし、昼前から午後にかけては太陽が差し込んでいた。そのため、私は気分転換に近くのサイクリングロードにランニングに出かけていた...
648. 非線形ダイナミクスの興味深い研究手法
いよいよ今日から2017年の学期が始まった。今日はフローニンゲンに戻ってきて初めてのクラスがあった。具体的には、「複雑性と人間発達」というコースの第六回目のクラスである。 早いもので、全七回のクラスのうち、今日のクラスを除けば残すところあと一回のクラスとなる。自宅を出発し、...
614. 年内最後のクネン先生とのミーティング
フローニンゲンの街は、気温のみならず、日の出時間も冬の世界に入っていることを知る。朝の八時半にもかかわらず、まだ辺りは暗い。そうした暗さの中で人々が活発に動き始めているのを書斎の窓から見る。 昨夜は数ヶ月ぶりに、ある知人のご自宅でディナーをご一緒させてもらった。美味しい食事...
613. 啓示と観想の眼
電車のプラットホームから、一人の女性が線路に滑り落ち、駅を猛スピードで駆け抜ける電車によって身体が引きちぎられた。引きちぎられた身体から白い魂が抜けていくのが見えた。そんな夢を昨日見た。 このおぞましい光景に、私は飛び起き、しばらく恐怖心を感じていた。同時に、ある確信を得て...
610.知的抱腹絶倒を常に感じて
今日は、「複雑性と人間発達」というコースの第四回目のクラスに参加した。本日のクラスを担当したのは、ダイナミックシステムアプローチに造詣の深い物理学者のラルフ・コックス教授である。 私の論文アドバイザーを務めるサスキア・クネン教授とコックス教授が交代で担当するこのコースに対し...