205. 領域全般型発達測定の実用性
日本の企業社会を眺めてみると、組織における人財育成に真に有用なアセスメントがまだまだ導入されていない、という印象を受ける。 この要因について企業人の観点から考えると、アセスメントというのは「評価のためのものである」という意識が強く、「育成につなげるためのものである」という意...
202. 各人固有の成長プロセスに応じたテーラーメイドな成長支援の実現に向けて
これまで複数の記事にまたがって、私が在籍していたマサチューセッツ州のレクティカが創造したユニークな発達測定システム「LAS」について紹介してきた。認知的発達心理学の歴史における約一世紀に渡る研究成果をもとに、いかなる能力領域の発達を測定するための手法としてLASは生み出され...
161. あらゆる発達領域に通底する「普遍的な発達空間」の存在
「記事160.意識の特性と「サイコグラフ」について」では、人間の意識が持つ様々な特性と、多様な知性領域を描写する「サイコグラフ」について紹介しました。今回の記事は、意識の高度分析についてさらに踏み込んだ解説をしていきます。...
160.意識の特性と「サイコグラフ」について
「記事159.成人以降の知性発達理論をより深く理解するために:インテグラル理論と方法論的多元主義について」の続き ここからようやく、インテグラル理論において人間の意識の発達を直接的に扱う領域「左上象限」について説明します。左上象限を見ていくことによって、どの発達測定手法にも...