3115. 真の問題解決を可能にする知性
今日は一日中曇り空が広がっていたが、どことなく新たな季節の到来を祝福しているかのような雰囲気があった。それはとても静かな雰囲気であり、落ち着きを持ったものだった。 時刻は午後の七時半に近づいてきている。時折吹くそよ風が街路樹の葉を小刻みに揺らしている。それに呼応して、自分の...
2583. 言霊の反響
書くことから全てを始めていくこと。それは一日の始まりにも等しく当てはまる。 一日の最初に文章を書くことによって、その日一日がとても充実したものになっていくことはとても興味深い。また、書けば書くだけその充実感が深いものに変容していくことも見逃すことはできない。...
2572. 意識の形而上学と美学
今朝は五時過ぎに起床し、五時半あたりから一日の活動を開始した。心が澄み渡っているような感じがする。 昨日から再び気温が下がり、今朝起床した時は少しばかり寒さを感じた。暖房をつける必要はないが、室内でも羽織るものが必要だ。...
2477. 真善美の現れ
分からないなら、分かるまで書く。見えないなら見えるまで書く。何かが分かっても、何かが見えてもなおも書く。何かが全て分かることも見えることもないのだから。 書くことの意義と力が日ごとに露わになっていく。同時に、書くことに終わりはないのだということもすでに知ってしまった自分がい...
1767. 還元化と分断化の波
昨日は作曲について考えている過程の中で、音楽が果たす重要な役割の一つに、小説が果たす役割と似たようなものがあることに気づいた。 音楽も小説も、精神的なものをそこに体現させ、それを通じて世界に働きかけていくという重要な役割がそこにある気がしてならない。小説家の辻邦生氏は、小説...
1404. 明日からの北欧旅行と作曲家の高度な知性に関する論文
一筋の飛行機雲しかなかった空に大量のうろこ雲が発生し、そこから一変して雲が全くない青空に戻った。時間にして数十分ほどの間に、その一連の出来事が起こった。 この激しい天気の変化は、どことなく明日からの北欧旅行が私にもたらす変化を暗示させる。何もないところに怒涛のような変化の流...
1381. 人生の節目と六年前の論文
人生の節目節目に読み返す本。そんな書籍が誰しも一冊はあるかもしれない。私にとって、そうした一冊の書籍は、今から数年前にお亡くなりになられた松永太郎氏が翻訳した『存在することのシンプルな感覚』である。 この書籍の原著は、米国の思想家ケン・ウィルバーの書籍 “The...
1347. 英才教育について思うこと:幼少期の没入体験の価値
昼食前にメールを確認すると、編集者の方から連絡が届いていた。幸いにも、拙書『成人発達理論によるの能力の成長』が増刷となった知らせであった。 その知らせを聞いた時、成人発達理論の知見が徐々に日本の方に伝わっていることを嬉しく思った。これからも様々な形で、知性発達科学の知見を多...
1342. ウィルバーの新著と固有の霊性
午前中、少しばかり眠たかったので、仕事を中断し、寝室に向かい、しばらく仰向けになって休息することにした。 確かに昨夜は思考が興奮状態にあり、寝つきが悪かったのだろう。そのせいもあり、午前中に仮眠を取り、仕事の速度をいつもよりゆったりとしたものにすることにした。...
1327. 手紙への転生に向けて
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シェイクスピア、プルースト・・・。創作に次ぐ創作を継続させた偉人の名前とその存在の輪郭が、昨夜の就寝前の自分の目の前に現れた。 もはや私は、創作に次ぐ創作を成し遂げた彼らのような人物しか見ることができない。表現に表現を重ね、人生の最後ま...