1019. ハーバード大学書店からの贈り物
午前中に二冊の書籍を読み、昼食の前後に仕事関連のメールの返信をした。その後、明日の講義の発表に備えて資料を印刷するために、フローニンゲン大学の図書館に足を運んだ。 五月最初の月曜日は、快晴に恵まれた。早朝は気温が低かったが、午後からは気温が上がり、キャンパスに向かう道中のノ...
803. 心理空間の差異化と時間的拡張過程
今日はいつもより早く起床したためか、午前中に随分と多くの仕事に取り掛かることができた。その中でもとりわけ力を入れて取り組んでいたのは、エスター・セレンとリンダ・スミスが執筆した “A dynamic systems approach to the development...
439. カート・レヴィンの理論より
発達心理学者のハインツ・ワーナーが指摘しているように、学習や発達の本質には「差異化」という現象がある。これは生物の進化のように、現在の特性がどんどん分化されていく形で私たちの学習や発達が進むことを示している。 先日、組織に関する研究で多大な功績を残した心理学者のカート・レヴ...
434. 啓蒙書
昨日計画していた通り、今日は書籍を十分に読む時間があった。時間があったと言うよりも、自発的に時間を作ったわけだが、三日間書籍から離れていたためか、書籍の内容が自分に染み入るようだった。 私は昔から、書籍の内容に長く集中することができず、書籍の内容を頭に入れながら読んでいると...
283. 環境適応とシステムの発達
米国在住の最後の拠点であったロサンゼルス時代から、昨年の東京滞在期間において、 “dynamic system”や "systems theory”という単語が挿入されている専門書の中で、優れたものは大半購入したように思う。 昨日から本日にかけて目を通していたのは、...
251.「構造的カップリング」と「相互浸透」
オランダへの出発がいよいよ一週間を切った。オランダ到着後に必要な各種手続き(例:住民登録や銀行開設など)の流れを確認している。 4年前にジョン・エフ・ケネディ大学でシステム理論に関するクラスを履修して以降、数年間はその分野から離れていたが、再びシステム理論の探究に着手してい...
129. カート・レヴィンの功績「グループダイナミクス」の提唱
前回の記事で、カート・レヴィンの生い立ちや経歴を簡単に紹介しました。レヴィンは、個人や集団の心理に影響を与える心理場の分析やMIT在籍時代に初めて「アクション・リサーチ」という言葉を提唱したり、心理学や組織行動論に様々な貢献をしています。今回の記事は、レヴィンが果たした多様...
128. 心理学界のアインシュタイン「カート・レヴィン」について
発達科学の領域に応用数学の一分野ダイナミック・システム理論が積極的に活用されていることを背景に、継続的にダイナミック・システム理論に関する専門書や論文に目を通しています。 こうした文献調査を続けているうちに、心理学の領域にダイナミック・システム的な発想を取り入れた人物はカー...