510. オンラインゼミナールより
本日の午前中に、『卓越性研究の最前線』という新オンラインゼミナールの最初のクラスを開催した。初回のクラスの終了後、受講生の皆さんと同様に、自分でもあれこれと今日のクラス内容について振り返りを行っていた。 私たちが「才能」という種を「卓越性」という果実に育んでいくためには、一...
501. 研究の進捗と第二弾の書籍について
「タレントディベロップメントと創造性の発達」というコースの最終試験がいよいよ明日に控え、昨日の多くの時間は、試験に向けた学習に費やされていた。その学習がひと段落すると、次に研究提案書の練直しに取り掛かった。 クネン先生が一週間ほど休暇を取られていたため、先生とのミーティング...
498. ノイズと変動性
早朝の六時前に起床し、仕事を開始してしばらくすると、いつもより日が昇るのが早いように感じられた。時計を確認してみると、なんといつもより一時間早い七時であった。日が昇る時間が、これほどまでにずれることは起こり得るのだろうか?...
497. 第二弾の書籍に向けて
今日は、午前中に「タレントディベロップメントと創造性の発達」というコースの最終試験に向けた学習を行い、午後からは、第二弾の書籍について構想を練っていた。前作『なぜ部下とうまくいかないのか』では、ハーバード大学教育大学院教授ロバート・キーガンの発達理論を中心に取り上げた。...
496. システム構築力を試す試験
今日も仕事がはかどる一日であった。午後の仕事がひと段落し、コーヒーを片手に書斎の窓から景色を眺めると、黄金色の夕日に照らされた飛行機雲を見つけた。この飛行機雲は、ちょうど私の書斎の上空から一直線に空を貫いている。 その様子は、一筋の蜘蛛の糸が天空からぶら下がっているかのよう...
492. 卓越性の発達に関する三つの制約
今回は、知性や能力の高度化に関する発達科学の近年の潮流を踏まえ、発達に影響を及ぼす複数の要素間の相互作用を考慮に入れた支援手法について見ていきたい。一つ面白い論文として、 “A constraints-led perspective to understanding...
483. 興味深き「フラクタル」
今日の午前中の仕事によって、ようやく研究データの翻訳作業が完了した。明日から少しずつ、この定性データに対してカート・フィッシャーのダイナミックスキル理論を適用することや、概念カテゴリーの分類を行っていきたいと思う。 翻訳した定性データをアドバイザーのクネン先生に送り、次回の...
479. 表現エネルギーの伝承
昨夜は、フローニンゲン大学教授ポール・ヴァン・ギアートの仕事に激しく圧倒されるということが起こった。一夜明けてみると、自分が随分と落ち着いた状態にあることに気づく。 日曜日の小雨の降る朝、午前八時を迎えようとしているのに、あたりはまだ暗い。窓の外からレンガ造りの家々を眺める...
478. 圧倒からの弾み
目の前にそびえ立つ壁が途轍もなく高い。ポール・ヴァン・ギアートの “Annals of theoretical psychology vol. 7. (1991)”を読みながら、ただただそのようなことしか思わなかった。 この二ヶ月間において、一日たりとも休息を取らなかったこ...
469. 深海と個の発見
起床してから日が昇るまでの時間が日増しに伸びてきている。今日は朝の五時に起床し、日が昇り始めたのは八時前であった。日が昇ったのを確認すると、「タレントディベロップメントと創造性の発達」のクラスに参加をするために支度をした。...