680. 丸い日本語、四角い英語
今日の午前中は当初の計画通り、研究論文の執筆に取り組んでいた。カート・フィッシャーのダイナミックスキル理論を活用した測定手法の測定者内信頼性を算出するために、統計プログラムのRを活用した。 Rを触るのは久しぶりであったが、どのようなプログラムコードを書けばいいのかを含め、作...
662. 夢見と覚醒の狭間
今朝は起床直後、夢の中の意識と覚醒後の意識の狭間に少々漂っていたように思う。この意識状態は大変不思議なものであり、思いがけないアイデアが湧き上がってきたり、覚醒中の意識では見ることのできないビジョンが脳内で知覚されることがよくある。...
642. 心のゆとりと豊さ
フローニンゲンに戻ってきて三日目の朝を迎える。昨日、再びこの街で地に足を着けて生きるための儀式として、ザーニクキャンパスにつながるサイクリングロードをランニングした。 幾度となく眺めてきた景色が私の心を深く落ち着かせる。このランニングのおかげで、心身の状態が整ったと言える。...
626. 新年を迎えて
気がつくと新年を迎えていた。初日の出は、横山大観の作品に出てくる太陽の光のように力強く美しい。四年ぶりに実家で年末年始を送ることができ、このような初日の出を拝めることを嬉しく思う。 昨年の年末年始は、東京の自宅で過ごしており、書籍の原稿の手直しを行ったり、普段と変わらず専門...
619. 日本へ向けて
早朝五時に起床し、フローニンゲンの自宅を出発した。四年ぶりに年末年始を日本で過ごすことができるにもかかわらず、今の自分の言葉では表現できないような感情が自分の内側を流れている。 フローニンゲンの駅へ向かう最中、この気持ちはこの夏の欧州小旅行の時やデン・ハーグ訪問の時のものと...
609. 書籍の執筆とオランダ語
今日は、午前中から昼食後にかけて、第二弾の書籍の執筆に取り組んでいた。今日取り掛かっていたのが、本書のチャプターとして最も難解な箇所であり、何をどれほどまでに説明し、何を説明しないのか、ということに注意を払っていた。 当初の予定通り、決められた分量を執筆することができた。こ...
601. 再帰定量化解析と言葉の開花
今朝も朝一番の日課であるオランダ語の学習に取り組んでいた。オランダ語に費やす学習時間は、ほんの数十分に過ぎないのだが、これを毎日継続していると、気づいたときには、自分の学習の蓄積を感じられることがある。 今学期は日程的にオランダ語のクラスを受講することができなかったため、毎...
590. 言語体系の構築へ向かって
言語の習得というのは、本当に継続と積み重ねの賜物なのだと実感している。毎朝、わずかばかりでもいいので、必ずオランダ語に触れるようになってから、少しずつオランダ語が身体に染み入ってくるようなった。 もちろん、身体の深い部分に染み渡るような段階ではなく、現在は、オランダ語に拒絶...
581. 内省(リフレクション)に関する誤解
オランダ語の初級コースが終了して以降も、オランダ語の学習を着実に進めることができているのは、とても喜ばしいことである。早朝の習慣の一つに、オランダ語の学習が確実に組み込まれていることを実感する。 語学というのは、継続が何よりも物を言う。外国語の学習は、継続的な鍛錬が確実な成...
576. 建築家のように
集中的な読書を行った日の夜の睡眠時間は、やはり普段以上に長くなっていることに今朝も気づいた。おそらく、九時間近い睡眠時間を確保していたように思う。 奇妙なことだが、いつも就寝前に、自分の知識や経験の体系が少しでも深みを増すように願っている自分がいるのだ。こうした祈るような行...