1346. 学術論文の可能性について
早朝より論文を読み進めていると、突然雨が降り始めた。鳥の鳴き声が止み、ただ雨の音だけが聞こえてくる。 木々や地面、そして書斎の窓に打ち付けられる雨音にしばし耳を傾けていた。不規則な雨音を聞きながら、これをデータとして集め、一つの時系列データとして解析をかけるとどのようなこと...
643. 緩やかに進行する仕事
早朝の五時前後に起床すると、午前中の間にかなり多くの仕事をこなすことができる。午前中はまず最初に、アムステルダム大学教授ピーター・モレナーの論文 “A manifesto on psychology as idiographic science: Bringing the...
555. エルゴード性と発達支援について
私たちの知性や能力が発達していくプロセスは非常に多様であり、私たちには各人固有の知性や能力の種類が備わっている、という考え方は、それほど疑問の余地はないように思う。しかし、これまでの知性発達科学の世界では、常識的と呼べるようなこのような発想を踏まえた研究を行うことが難しかっ...