480. 日常的な非日常的休日
今日は、非常に仕事がはかどった日曜日であった。早朝にオンラインゼミナール用の教材を作成し、研究プロジェクトに向けて文献リストを作成し始めた。ここからは哲学書や専門書から少し離れ、数多くの学術論文を読み込んでいくことになるだろう。...
446. ベルグソンと時間の凝縮
今日からアンリ・ベルグソンの全集に取り掛かり始めた。全集をすでに所持していたにもかかわらず、昨年神保町の古書店で “Time and free will (1910)”と “Mind-energy (1920)”を購入した。...
264. 散逸構造と発達に必要な抵抗
複雑性科学に多大な貢献を残した化学者かつ物理学者でもあったイリヤ・プリゴジンは「散逸構造」という概念を提唱した。この概念を発達科学の観点から捉え直すと、発達現象に関してまた新しい洞察を付け加えてくれる。 人間の発達という文脈において、「散逸」とはどのような意味を持つのかとい...
263. 忘却と発達
気づきを得るというのは、ある対象を掴み取るということだけを表すのではなく、掴んだ対象から新しい何かを「開く」ことも意味しているのではないだろうか。ある対象に対して気づきを得ることによって、その対象に光が帯び、その光がまた別の対象を照らし出すという連続的なプロセスである。...