452. 物の奥行き
本日は、激しい雨が通り過ぎ去った後の土曜日である。やはり仕事が複数あると、当然ながら優先順位というものがある。休日に取り組む仕事は、平日には取り組めないようなものの中で、自分が最も意欲的に取り組みたいと望むものを選ぶようにしている。...
451. 高みへ
昨夜は就寝前に、何気なく書斎の本棚を眺めていた。本棚をぼんやりと眺めているだけでも、いつも何かしらの発見があるものである。特に、本の背表紙には書籍の中身を喚起するような力があるらしいのだ。 そのように喚起されたものに応じて、こちら側の内側でも何かが喚起される。本棚の本から喚...
446. ベルグソンと時間の凝縮
今日からアンリ・ベルグソンの全集に取り掛かり始めた。全集をすでに所持していたにもかかわらず、昨年神保町の古書店で “Time and free will (1910)”と “Mind-energy (1920)”を購入した。...
437. 熱感
四時に起床後、早朝からある程度の仕事を済ませ、九時から始まるオランダ語のクラスへ向けて家を出発した。キリッとした寒さが広がるフローニンゲンの街に一歩繰り出してみると、十月の第二週目にもかかわらず、もうマフラーが必要だと感じた。...