3838. 経験と学び:可能性が開かれることへの恐れ
時刻は午前11時を迎えた。穏やかな土曜日がゆっくりと進行している。 今日も天気に恵まれ、今は朝の柔らかい日差しが部屋に差し込んでいる。風もほとんどなく、非常に穏やかな天気であるため、今日も午後に、ランニングと散歩を兼ねて外出しようと思う。今日は、近所のノーダープラントソン公...
1152. 『成人発達理論による能力の成長』の主題の断片:既存の経済原理に立脚した種々の未成熟な発想からの脱却
昨日は多くの時間を論文を読むことに充てていたため、文章を書く時間がほとんどなかった。そのような日は決まって、就寝前に表現を待つものたちが騒ぎ出す。 昨夜も実際に、その日に自分の内側から外側に表現するべきであった思考や感覚が暴れ出し始めた。速やかに入眠することができず、私はベ...
1004.「金槌」と「釘」の関係を彷彿させる日本を取り巻く発達理論の現状
今日は、昼食後の仮眠を終えてから、修士論文の修正に取り掛かった。昨日の続きから作業を始め、計画通りの修正を施すことができた。 “Discussion”のセクションに関して、昨日は少し観点の抽出と論理の運び方に苦労していたが、今日はそれらの点が支障となることはなかった。時間に...
490. 不思議な夢と卓越性を阻害するものについて
とても静かな朝が今日も訪れた。早朝の五時半に起床すると、辺りは完全に暗闇に包まれていた。早朝の気温は、すでに0度に近づいており、外は非常に寒い。しかし、人間の順応力というのは大したものであり、もはやこうした寒さを寒さと感じない自分ができ上がりつつある。...
184. 読者の方から寄せられた質問事項(No.8):構造的発達心理学の新しさの所在
質問:キーガンやラスキーは構造的発達心理学に属するようですが、従来の心理学にも成人の発達を扱う理論は存在したと思いますし、エリクソンやマズローもある意味構造主義的であったようにも思われます。「ある意味構造主義的」というのは、「段階」や「階層」というタームがそういう匂いを醸し...
177. 欲求の多様化と自己実現なるものについて
英国経験主義哲学の代表的人物であるデイヴィッド・ヒュームの思想に目を向けてみると、人間の意識の発達に関して示唆に富む言及が散見される。 ヒュームの経済発展思想によると、商業活動というのは中世以前から活発であったように見えるが、そこでは単に各地域の農業的特産物が交換されていた...