2811. 発達の「ユートピア的アトラクター」について
テレマンの曲を参考にして一曲作った後、マラルメの詩集を少しばかり読み進めた。今詩集を机に置き、先ほどの作曲実践について少しばかり振り返っている。 テレマンの短調の曲の中になんとも言えない美しいメロディーとハーモニーがあった。その美しさは哀しみが持つ輝きのようであった。...
2300. サン=サーンスの音楽と差異について
今日も夕方の時刻を迎えた。午後六時に近づき、これから夕日が徐々に沈んでいくことになる。フローニンゲンの日照時間は随分と伸びた。 今日は本当に一日中サン=サーンスの曲を聴いていた。特に、ピアノ協奏曲を長く聴いており、その美しさには思わず仕事の手を止めてしまうことがあった。...
1238. 組織の成長:バイファケーション地点への移行手段
現在、私は物理的には日本を離れ、欧州で生活を送っているが、日本の文化や精神性といったものが絶えず今の自分に影響を与えていることを強く実感する。 ただし、私とそれらの関係性については、日本にいた時とは間違いなくその性質を異にしているように思う。この点については、以前の日記にも...
952. 二転三転する研究論文
今日は、午前中から修士論文の執筆に取り組んでいた。昨日に引き続き、今日の午前中も相当試行錯誤を強いられていた。 教師と学習者間の発話レベルにおけるシンクロナイゼーションを分析するために、「交差再帰定量化解析(CRQA)」を適用していたのだが、その分析結果の解釈が難航していた...
942. 研究に関する面白い発見事項
今日は非常に仕事のはかどる一日であった。今日が土曜日であることを忘れてしまうほどに、仕事に熱中していたように思う。 特に研究論文に関して、また少し進展があった。現在取り掛かっているのは、発話構造の複雑性の観点から教師と学習者間のシンクロナイゼーションを分析する箇所である。...
896. 自然のせせらぎに耳を傾けて
昨日、論文アドバイザーのサスキア・クネン先生とのミーティングを終えた後、近くのノーダープラントソン公園を通った。公園の中には、多くの人たちが春の太陽光を浴びながら、芝生でくつろいでいた。 その中には、半袖で芝生に寝転んでいる人もいた。それぐらい昨日の天気は良かった。今日も昨...
891. アトラクターの特定方法について
昨日は、結局就寝の直前まで自分の研究を進めていた。研究にのめり込んでいたため、これは仕方のないことであった。 というのも、研究で用いる「状態空間グリッド(SSG)」に関して最後の山場を無事に越えた瞬間が昨夜に訪れたため、その手を止めることができなかったのだ。具体的には、教師...
887. 手を動かして学ぶことの意義
昨日は、午後から研究論文の執筆を進めていた。当初は、ダイナミックシステムの挙動の特性やアトラクター状態の有無などを検証するための、「状態空間グリッド(SSG)」に関する章の修正を全て終えるつもりであった。 しかし、それに着手してみると、意外と手間のかかる作業であった。先日、...
864. 状態空間グリッドの創始者マーク・レヴィスからの学び
今朝は五時半に起床し、目覚めと共に、一昨日から昨日にかけて張りのあった肩の凝りがほぐれていることに気づいた。姿勢にはいつも気をつけていながらも、ここ数日間、文章を同じ姿勢で書き続けることが多く、そのために肩に凝りができてしまっていたようだ。...
857. トランジションの時期
ここ毎日のように、今日も大量に文章を執筆する日となった。だが、幸いにして今日は、食べ物の消化が悪くなることはなかった。 それにしても、昨日は何やら、自分の熱気に圧倒され、本当に熱があるような身体症状の中で床についた。今日はそのような状態ではないのだが、少しばかり肩に張りがあ...