2053. 内在的な力
先ほど書き留めた日記の中で、個の生命を深めようとする内在的な力について言及していたように思う。それはどこか、昨日の私と今日の私のアイデンティティを繋ぐ目には見えない力のように内在的なものだ。 よくよく考えてみると、昨日の私と今日の私のアイデンティティが連続性を持っているとい...
1765. メロディーのアイデンティティとしてのリズム
穏やかな雰囲気を漂うわせる土曜日の朝。今朝は六時に起床し、六時半から一日の仕事をスタートさせた。 書斎の机に向かってすぐに漏れてきたのは、「穏やか」という形容詞であった。外見上、真っ暗闇に包まれた外側の景色を穏やかだと表現できるかは怪しい。...
1092. 二ヶ月半の休暇に向けて
夕食を終え、一息ついたところで再び仕事に取りかかった。具体的には、「成人発達とキャリアディベロップメント」のコースで課せられている論文を執筆し始めた。 この論文を執筆するにあたり、私は昨日、論文アドバイザーのサスキア・クネン教授にインタビューを行っていた。先生に何をインタビ...
1089. 準備期間
自分の内側から日本語がうまく出てこない日が少しばかり続いている。より正確には、日本語が内から外へ出て行かないだけではなく、外から内に入って行かない感覚に包まれている。 それを証明するように、ここ数日間において、私は日本語で日記を記すことが難しかった。また、先ほど森有正先生と...
1083. 学会を終えて
昨日、アイデンティティの研究に関する第24回目の国際学会 “The International Society for Research on Identity (ISRI)”が終了した。 いつも学会が終わるたびに湧き上がる感情は、一つの旅を終えた後の感情と似ている。とりわ...
1081. 常軌を逸した世界へ
いよいよ今日から、アイデンティティ研究の国際学会(ISRI)の初日がフローニンゲンで始まった。早朝から夜までこの学会に関与していたため、今日は日々の合間合間に日記を書き留めることはできず、就寝時間をいつもより大幅に遅らせながら今この日記を綴っている。...
1076. 春風が薫る頃に思うあの冬
春風が薫るような一日だった。昨日と同様に、今日も春の暖かさと穏やかさを象徴するような日であった。 午前中に修士論文の全体の体裁を整えていく作業を始めた。論文の “Abstract”を執筆し、 “Introduction”から順番に文章を修正していく作業をいよいよ開始させた。...
1012. 成人発達とキャリアディベロップメント、そして夢のシンボル
昨夜は、就寝前の一時間を休息に当てることなく仕事を続けていた。「成人発達とキャリアディベロップメント」のコースで課せられている共同研究に関する下調べを、データベースを活用しながらあれこれと行っていた。 他の三人のメンバーと先週に一度ミーティングを行い、論文のテーマの候補を三...
962. 五月の国際学会と「タレントアセスメント」のコース
今日は朝一番に、論文アドバイザーのサスキア・クネン先生のオフィスに足を運んだ。今日は論文に関する指導を受けに行ったわけではなく、五月の中旬にフローニンゲンで開催される、アイデンティティの発達に関する国際学会に関する打ち合わせをするために先生のオフィスを訪れた。...
895.焦点を絞った探究活動
昨日は、論文アドバイザーのサスキア・クネン先生とのミーティングがあった。「創造性と組織のイノベーション」の最終回のクラスが終わった後、少しばかり大学図書館で時間を潰し、クネン先生の研究室へ向かった。 いつもは、先生とのミーティングを月曜日の午前中に行うのだが、先日の日記で書...